旧街道見て歩記(あるき) 3|創稿舎@Book writer/#フリーライター|note
第3回(終) 八尾街道 大阪市南部を大きく蛇行しながら、東西方向へ貫く八尾街道。区画整理によって消滅したり拡幅されたりした区間が多いけれど、戦災を免れた地域ではかつての面影を残している。 ■風景が一変した街道の起点 宝永元年(1704)に大和川の付け替え工事が完成したあと、中河内では綿づくりが盛んに行われるようになり、平野郷を中心に「河内木綿」として交易の中心的な役割を果たした。このとき交易品を運んだ道が八尾街道だった。 奈良街道(国道25号)を平野から枝分かれする八尾街道の起点あたりには、当時おそらく広大な田園風景が広がっていたであろうと想像できるが、現在はその面影すら見出す
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