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ミナミシロサイとヒガシクロサイ

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ミナミシロサイとヒガシクロサイ

分類:どちらも奇蹄目サイ科 シートン大友の百獣画録 第85話「シロサイとクロサイ」  アフリカのサイにはシロサイとクロサイの二種類が生息していますが、皆さんは見分けることが出来るでしょうか。第33話でヒョウとジャガーの見分け方、第49話でアシカとアザラシの見分け方をご紹介してきましたが、今回はサイの見分けに挑みます。シロサイはクロサイよりも大型で、地面の草をむしり取って食べられるように唇が平らな形をしているのが特徴です。一方のクロサイは低木の葉を摘まんで食べられるように唇が尖った形をしています。第33話のヒョウとジャガーは斑点の中を見れば分かり、第49話のアシカとアザラシは耳を見れば分かりました。シロサイとクロサイは、口を見れば分かります。  ところで、シロサイとクロサイという名前は体の色から付いたのかと誤解されがちですが、それは間違いです。昔はシロサイのことを「ヒロクチサイ」、クロサイのことを「ホソクチサイ」と呼んでいました。先ほどシロサイは唇が平らな形をしていると話しましたが、その特徴を英語で説明したとき、「wide(広い)」が「white(白い)」と聞き間違えられてしまったのです。そのためシロサイという名前が定着し、もう一方が区別出来るようにとクロサイになった。第21話のホッキョクグマも名前に「白」のイメージがありましたが、あちらは先に居た白いツキノワグマのせいで名前を奪われ、シロサイは聞き間違いのせいで色の名前を付けられた。どちらも本人の意思とは無関係に名前が決まってしまったわけです。  第11話でキタシロサイの話をしました。あのとき「シロサイ」という名前を何の疑問もなく使っていましたが、そもそもその名前自体が聞き間違いから生まれたものだったのです。第27話ではサイの角の正体が「毛の塊」だったという衝撃の事実をお伝えしました。角は毛の塊、名前は聞き間違い。サイという動物は、私達の思い込みを次々と覆してくれます。  ブルーバックは「青いシカ」ではなく「青いウシ」だったと同時に、彼らを含むレイヨウの仲間は「シカに似てシカにあらず」でした。そしてシロサイは「白いサイにあらず」、クロサイは「黒いサイにあらず」です。このシリーズでは名前や見た目と実態のズレが繰り返し登場してきましたが、シロサイとクロサイほど堂々と色を名乗りながら色と無関係な動物も珍しい。・・・もっとも、当のサイに言わせれば「色で呼ばれた覚えはない。口の形で呼んでくれ」というところでしょう。
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分類:どちらも奇蹄目サイ科 シートン大友の百獣画録 第85話「シロサイとクロサイ」  アフリカのサイにはシロサイとクロサイの二種類が生息していますが、皆さんは見分けることが出来るでしょうか。第33話でヒョウとジャガーの見分け方、第49話でアシカとアザラシの見分け方をご紹介してきましたが、今回はサイの見分けに挑みます。シロサイはクロサイよりも大型で、地面の草をむしり取って食べられるように唇が平らな形をしているのが特徴です。一方のクロサイは低木の葉を摘まんで食べられるように唇が尖った形をしています。第33話のヒョウとジャガーは斑点の中を見れば分かり、第49話のアシカとアザラシは耳を見れば分かりました。シロサイとクロサイは、口を見れば分かります。  ところで、シロサイとクロサイという名前は体の色から付いたのかと誤解されがちですが、それは間違いです。昔はシロサイのことを「ヒロクチサイ」、クロサイのことを「ホソクチサイ」と呼んでいました。先ほどシロサイは唇が平らな形をしていると話しましたが、その特徴を英語で説明したとき、「wide(広い)」が「white(白い)」と聞き間違えられてしまったのです。そのためシロサイという名前が定着し、もう一方が区別出来るようにとクロサイになった。第21話のホッキョクグマも名前に「白」のイメージがありましたが、あちらは先に居た白いツキノワグマのせいで名前を奪われ、シロサイは聞き間違いのせいで色の名前を付けられた。どちらも本人の意思とは無関係に名前が決まってしまったわけです。  第11話でキタシロサイの話をしました。あのとき「シロサイ」という名前を何の疑問もなく使っていましたが、そもそもその名前自体が聞き間違いから生まれたものだったのです。第27話ではサイの角の正体が「毛の塊」だったという衝撃の事実をお伝えしました。角は毛の塊、名前は聞き間違い。サイという動物は、私達の思い込みを次々と覆してくれます。  ブルーバックは「青いシカ」ではなく「青いウシ」だったと同時に、彼らを含むレイヨウの仲間は「シカに似てシカにあらず」でした。そしてシロサイは「白いサイにあらず」、クロサイは「黒いサイにあらず」です。このシリーズでは名前や見た目と実態のズレが繰り返し登場してきましたが、シロサイとクロサイほど堂々と色を名乗りながら色と無関係な動物も珍しい。・・・もっとも、当のサイに言わせれば「色で呼ばれた覚えはない。口の形で呼んでくれ」というところでしょう。
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