Facebook 【自主MA作品】Dragon Project PV (コロプラ)
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【自主MA作品】Dragon Project PV (コロプラ)

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MA
作曲
効果音制作
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制作ノート
~世界観を視聴者に印象付けるための場面分析~

全体的な印象として、動画構成や色使いから、長調ベースよりも短調ベースの音楽が合うと判断しました。

以下のように場面分けをして、最適な音楽を考案

場面A 世界観の説明(ナレーション、~0:32)
シンプルな音作りで視聴者がナレーションに集中できるよう心掛けました。SEも最低限の配置としました。ここで第一モチーフの提示をしています。

場面B ゲームシステムの提示(モンスター戦闘画面等、~0:49)

ナレーションが無くゲームシステムの要点が動画で説明されます。したがって、ここが音楽の聴かせどころだと判断し、Aでほのめかしたモチーフをフルオーケストラでメインテーマとして提示しました。荘厳さと華やかさを兼ね備えつつも短調で困難を予感させる展開としています。「反逆者か」のテロップで邪悪な成分を増した音作りに展開し、場面Cにむかってシームレスなつながりを持たせています。

場面C 敵対概念の説明(セリフ、~0:55)
これまでのテロップがぶつ切りだったのに対し、「運命は変えられるのか」がブラーによる転換になっていることに注目して、このテロップ表示の瞬間から場面が変わっていると判断しました。ここもナレーションを聴かせるため楽器数を抑えつつ、不協和音で敵対存在を演出しています。ドラゴンの咆哮であえて音楽を被せないことでメリハリと迫力を両立し、加えて場面Dへの転換をわかりやすくしています。

場面D まとめとタイトル提示(~最後)
タイトルコールへ向けてステージの移り変わりと場面Aの回想クリスタルが矢継ぎ早に紹介されるので、フィナーレへむかって緊迫した音作りを目指しました。クリスタルが合わさるアニメーションに対してSEと弦楽器の完全音程和音による駆け上がりで注意を引き、タイトルと共に解決音を鳴らすことでタイトルを深く印象付けることができると考えました。

その他情報
制作時間:計12時間
DAW:Cubase
音源:主にEastWest Composer Cloud
SEライブラリ:GDC GAB
プラグインエフェクト:Waves Horizon

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