本屋メガホンとして不定期に刊行している文芸誌「石としてある」の第1号です。計9名の方にエッセイや小説、写真、マンガなどを寄稿していただきました。文芸誌のテーマは「意味も定義も説明も証明も求められず、ただそこにあるものとして観測される文章や表現が集まるための場所」をひらくことです。
装丁は、石のようなテクスチャ感のある用紙を表紙に、コンセプト文とタイトルを表紙下部に配置し、できるだけ余白をとるようなデザインとしました。表紙には色数の多い「タント」を採用し、号を重ねるごとに微妙にニュアンスの違うグレーを表紙に選んでいくことで、たくさんの小さな石が重なり合ってできている河原のような風景を目指せないかと考えています。ポケットに収まるくらいの大きさを意識し、持ち運びやすく片手でも開きやすいようなサイズ感を目指しました。
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編集発行:本屋メガホン
デザイン:和田拓海 (本屋メガホン)
判型:新書判 (105×182mm) / 無線綴じ / 90ページ
印刷:イニュニック (表紙:タント(S-5) 180kg/本文:モンテシオン70.5kg)
https://booksmegafon.stores.jp/items/6676b50785c337441766fefc
