「制作期間」
約42日(1日の作業時間の平均が約6~7時間。多い日で10時間)
「使用ツール」
Blender3.6.9LTS(主にモデリングUV展開)
Photoshop(テクスチャ及びその修正、最後のコンポジット)
illustrator(blenderに文字をパスで持って行く時に使用しまいした)
Substance 3D Painter(テクスチャ)
Purelef(リファレンスを並べられるソフト)
「参考資料」
画面左側の建築物等は中国の実際に存在する重慶市の洪崖洞(ホンヤードン)を参考に制作しました。
画面右側の建造物は香港の団地をベースに制作しました。中央に配置してある旧型のロンドンバスは、多様な時代・文化の交錯をテーマにしています。元々香港はイギリスの植民地だったという事もあり、モデリングし、配置してみました。
様々な箇所に配置しているネオンの看板は香港や中国の繁華街の文化を混ぜ合わせたサイバーパンクのような雰囲気にしたくて制作しました。
画面奥の建造物は実際にある中国の巨大LED広告ビルを参考に近未来的な建物にしてみました。
「制作プロセス」
iPadを用いてマインドツリーでアイディアを出していき、現在・過去・未来を一つの画面内に収めたいと思い,放射線構図で犬の目線と言われるアオリ構図にし、カメラの焦点距離は、画面全体に多様な文化が入り混じっているのが雰囲気で伝わるようにしたかったので16㎜にしました。
地面のテクスチャサイズはかなり寄るので、ここだけ8kにしました。道路の端に水溜まりの表現がしたくて、ラフネスの値をsubstance3DPainterで調整しました。
室外機や空き缶・ペットボトル等は大量に設置するのでインスタンス化する事でメモリ負荷を軽くする事を試みています。
また、作業スピードを上げるためにblenderのアドオン、TexToolやUVPacker、Substance Painter tools等を用いて単純作業の半自動化にし、細かい部分は手作業で修正していました。
