叶うなら、地下鉄やトラムが数分おきにくる都市で一生暮らしたい。と話しては「人として…」と憐れみのこもる視線を投げかけられてきました。
そんな欠陥びとには来ないはずの仕事に慌てふためいた2月、依頼を受けた10分後には書店で「チルチンびと」という雑誌を買って「まず薪を割れる気がしないんだよ…」といった私的な雑念を追い払いながらログハウス的世界に浸り、3時間後には別荘を持つ友人に無理やり時間をもらって、自然暮らしの素晴らしさを説いてもらい、脳内で自分を木の家に寝ころばせ、感じたことを必死で書き起こしました。
(過程はわかりませんが)無事形になってほっとしました。クライアントが見本誌にお手紙を添えてくださって、欠陥びとでさえじんとさせる手書きの力強さに驚く。