ログライン:
現実の重みに耐えきれず、人々の「影」が持ち主から独立して立ち上がり始めた。
取り壊しを控えた電子商店街を舞台に、自分の影を失っていく人々の物語。
企画意図:
この物語では、自分の影を追いかけると、人は病に伏せるか、あるいは消えてしまいます。
「自分の影と共に歩む人」、そして「自分の影を追いかけてしまう主人公・ウンギョ」。
私は本作において、最終的に影を失い、ゆっくりと消えていく人の姿を描き出そうとしました。
また、電子商店街の店舗群や取り壊しの防音幕を描くことで、作中の寂れた情景を表現しています。
当初、空の色は街全体に合わせて重苦しい灰色で描く予定でした。
しかし、影が立ち上がっていく人々の中でも、「美しい空を見上げ、影を追いかけずに最後まで耐え抜く人がいてほしい」という願いを込めました。
そのため、無機質な灰色の街と鮮やかなコントラストを成すような、温かみのあるピンク色の夕焼けを空に配しています。