■ 概要
本プロジェクトは、タイポグラフィにおける可読性や構造を「比較可能な情報」として再設計したガイドブックである。
■ 課題
タイポグラフィの理解は経験や感覚に依存しやすく、各要素が可読性に与える影響を体系的に把握しづらい。
また、断片的なサンプルでは比較が難しく、知識として定着しにくい。
■ 解決策
本プロジェクトでは、「比較できる状態を設計する」ことを軸に、タイポグラフィの要素をグリッドシステム上に整理し、視覚的に検証可能な形式へと再構築した。
蛇腹製本を採用することで、複数の条件を同時に展開・比較できる構造を実現。
ページを横断して視認できる設計により、書体やサイズ、ウェイトの差異を連続的に把握できるようにしている。
さらに、情報の配置は一貫したルールに基づき構築されており、視線の流れと情報の優先順位が自然に理解されるよう設計されている。
これにより、 観察 → 比較 → 理解 のプロセスを一体化させている。
■ 成果
・タイポグラフィの構造理解を促進する編集設計の構築
・視覚的比較による学習プロセスの明確化
・情報設計と造本設計を統合したプロジェクトとしての成立
■ 担当範囲
コンセプト設計 / 編集設計 / タイポグラフィ設計 / グリッド設計・レイアウト設計 / 造本設計 / モックアップ制作