時間の中で消費されるオペラ体験を、「所有できる価値」へ再設計したエディトリアルシリーズ。
■ 課題
従来のオペラ関連書籍は古典的なビジュアル表現に依存し、作品ごとの感情や物語の本質が直感的に伝わりにくかった。
また、単体のデザインに留まり、シリーズとしての統一感やコレクション性が設計されていなかった。
■ 解決策
「PURE LOVE PUCCINI」をコンセプトに、《La Bohème》《Tosca》《Madama Butterfly》を再構築。
プッチーニ三作品に共通する「純粋さと破滅性」を、花のレントゲン写真を用いて可視化。
美しさの内部構造を露出させることで、「生と死の同時性」を表現した。
花の内部構造を露出することで、美しさの裏にある脆さを同時に可視化している。
色彩は各作品の感情構造に対応させ、シリーズとして識別可能なシステムとして設計。
La Bohème(情熱)/ Tosca(緊張)/ Madama Butterfly(静謐)
クラシカルなフレームと繊細なタイポグラフィにより伝統性を担保しつつ、現代的なミニマル表現へ再定義。
さらに、黒のスリーブケースに収めることで、単なる装丁ではなく「体験を収蔵するプロダクト」として設計した。
シリーズとして所有・収集される構造を前提としている。
■ 効果
オペラ体験を「所有可能な価値」へ転換
シリーズとしてのコレクション性の確立
視覚的に感情が伝わる設計による新規層への訴求
芸術性と商品性の両立
Graphis New Talent Awards – 金賞受賞
■ 担当範囲
コンセプト開発 / アートディレクション / タイポグラフィ設計 / ビジュアル制作 / シリーズ構成設計 / パッケージデザイン / モックアップ制作