所属しているデザイン制作の部活動の取り組みとして、ブックカバーの制作を行いました。
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今回は本を読むところから制作をスタートしました。SNSを見ている際に目に留まった、汝、星のごとく(著:凪良ゆう)を題材として選びました。
本作は2026年秋に映画化が決定しており、注目を集めている作品です。以前から気になっていたこともあり、物語を深く理解したうえでブックカバーを制作したいと考え、本作品を選びました。
実際に本を読んでみて、読む手が止まらないほど心を惹かれる作品だと感じました。
その魅力を伝えられるブックカバーにしたいと考え、私が最も印象に残った場面を軸に制作を始めました。そのため、本作の構図は物語の内容とリンクするよう設計しています。

背景色の選定に最も悩みました。机の色ではモチーフが埋もれ、白では浮いてしまうため、検討を重ねた結果、明るすぎず暗すぎない青を選びました。
舞台である瀬戸内海の島から見える海のイメージとリンクさせ、作品全体の世界観を意識しています。
原稿用紙や封筒、ペンなどのモチーフは、あえて整えず、ばらばらに配置しました。
物語の中で描かれる、登場人物が困難な状況の中でも懸命に創作に向き合う姿を表現するためです。心身ともに余裕のない状況では、物がきれいに整っているとは限らないと考え、あえてラフで動きのある構図にすることで、必死さや緊張感が伝わるようにしました。
初めてIllustratorの3D機能を使用してインク瓶を制作しました。
中に入っているインクの角度や蓋の位置など細部まで調整し、自然な立体感が出るよう意識しました。
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本の内容を深く理解し、それを視覚的に表現することの難しさを感じました。文章で描かれている感情や空気感をどのように形にするかを考える中で、デザインは見た目を整えるだけでなく、意味や想いを伝えるための技術も必要だと学びました。
