本作品は、愛知県刈谷市にある米専門店「油木米販売所様」のWebサイトを制作しました。
循環式精米という強みを伝え、新規来店につなげることを目的に、マーケティング分析から設計・デザイン・実装まで一貫して行いました。
旧Webサイトでは営業情報の分かりづらさや、循環式精米の価値が十分に伝わっていないという課題がありました。
そこで「お店の価値と魅力を伝えるWebサイト」をテーマに制作を行いました。
油木米販売所様は、愛知県刈谷市に店舗を構える米専門店です。
現在では珍しい循環式精米を使用し、一粒一粒丁寧に精米している点が大きな強みで、地域の常連客に長く愛されています。
消費者の購買傾向を調査したところ、約81%がスーパーでお米を購入しており、多くの人が精米方法の違いを意識していないことが分かりました。
一方、米専門店の利用は約4%と少なく、品質の高さが十分に認知されていない状況だと考えました。
旧サイトでは、現在営業しているかわかりにくいというお客様からの声があり、また循環式精米の価値と魅力が十分に伝わらず、新規来店につながりにくい設計になっている点が課題でした。
KGI
KSF
KPI
和風の雰囲気を残しつつ親しみやすさを感じられるデザインを意識しました。
写真を大きく使用することで温かみと信頼感を表現し、初めて訪れるユーザーでも安心感を持てる設計にしています。

循環式精米の価値を伝えるセクションでは、工房で撮影した写真を使い、精米の流れを一から順番にわかりやすく解説しています。
専門的な説明になりすぎないようにしつつ、お米に詳しくない方でもスーパーのお米との違いが感覚的に伝わる構成を意識しました。

銘柄一覧のセクションでは、ページの一番上にお米の詳しくない方でも直感的に自分の好みのお米を見つけやすいようにお米の味わいマップを導入しました。

また、WordPressのプラグインであるSmart Custom Fieldsを導入し、季節ごとに変わる取り扱う銘柄を更新できるようにしています。

店舗情報のセクションではGoogleカレンダーを導入し、お店側も管理・更新しやすく、またユーザーにとっても今お店が営業しているのかがわかりやすい構成になっています。
本制作を通して、消費者の購買傾向や市場状況を調査する現状分析から、課題の抽出、目的設定、改善施策の立案・実装、そして成果指標の設定に至るまで、一連のマーケティング思考の流れを実践的に学ぶことができました。
単に見た目を整えるのではなく、「誰に・何を・どのように伝えるのか」を明確にしたうえで設計することの重要性を強く実感しました。
また、Webサイトはデザインの美しさだけで評価されるものではなく、情報が正しく整理され、利用者が迷わず目的にたどり着ける情報設計や、運用者が継続的に更新しやすい仕組みづくりが非常に重要であると学びました。
ユーザー視点と運用者視点の両方を考慮することで、初めて価値のあるWebサイトになることを理解できたことは、大きな学びとなりました。
今後は、デザインスキルだけでなく、数値や根拠に基づいた改善提案ができるよう、マーケティング視点を持ちながら継続的に分析と改善を行っていきたいと考えています。
HTML / CSS / JavaScript / WordPress / Figma / Illustrator / Photoshop / Visual Studio Code
進級制作展にて、以下7社の企業の皆様より企業賞を頂くことができました。
自分の作品を企業の方々に評価していただけたことを、大変光栄に存じております。
今回の受賞、そして企業の方々からいただいた温かいお言葉や貴重なアドバイスを糧に、今後も真摯に制作へ取り組んでまいります。